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ホンダ、シビックタイプR-GT コンセプトを発表 SUPER GT参戦へ
CIVIC TYPE R-GT CONCEPT(画像:本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]
ホンダは13日、幕張メッセで開催されていた「東京オートサロン2023」で、「シビックタイプR-GT コンセプト」を発表した。ホンダ・レーシング(HRC)が、2024年SUPER GTシリーズのGT500クラス参戦を見据えて、シビックをベースとしたレース車両を開発中であり、今回公開されたのはそのコンセプトモデルだ。
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シビックタイプRは、1997年に誕生したシビックのスポーツグレード。ハッチバックでありながら、スポーティな走りを目指してチューニング。市販車両としては2L直列4気筒DOHC VTECターボを搭載しており、強烈な加速力を望める。さらに低重心化や足回りの改良などを通した安定化により、ハイレベルな運動性能を誇る1台だ。
シビックでの参戦計画は、ホンダにとって画期的になりそうだ。ホンダはSUPER GTの前身であるJGTC(全日本GT選手権)に1997年からNSXで参戦。2010年~2013年にはレース専用車両であるHSV-010を使っており、2014年から再びNSXを活躍させていた。
だが2022年12月に市販車としてのNSXが生産終了。ホンダは2023年こそNSXでの参戦を続けるが、2024年以降の新たなベース車両が必要だった。
シビックタイプR-GT コンセプトは、市販車版のシルエットを再現しつつも、GT500規定に合わせて特徴的な装備を行っている。とくに前後のフェンダーやリアウイングなどにより、レーシングカーらしさをアピールする。だがGT500はクーペ車両がベースになる場合がほとんどで、シビックは珍しい5ドアタイプである。そのため車両後部を中心に、全体の構成がレーシングカーとして特殊に感じられる。
日本国内の人気レースであるSUPER GTにシビックで参戦となれば、注目を集めることになるだろう。
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