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ユーロ週間見通し:もみ合いか、日欧金利差拡大の影響残る
*14:02JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、日欧金利差拡大の影響残る
■強含み、ECBの金融引き締めは長期化の可能性
今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)の理事会で0.50ポイントの利上げが決定されたが、ラガルド総裁が「米国に比べ長期な軌道になる」とタカ派的な発言をしたことから、ユーロ買い・米ドル売りが急速に広がった。ただ、米国は政策金利を高水準で長期にわたり維持するとの見方も強まり、ユーロ買い・米ドル売りは週末前に一服した。取引レンジ:1.0506ドル-1.0735ドル。
■もみ合いか、ユーロ圏経済の先行きは楽観視できず
来週のユーロ・ドルはもみ合いか。12月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅縮小も、金融引き締めは長期化の可能性が高いとみられている。米長期金利が伸び悩んだ場合、ユーロ買い・米ドル売りが多少強まりそうだが、ユーロ圏経済の先行きは楽観視できないため、ユーロ高・米ドル安が一段と進行する可能性は低いとみられる。
予想レンジ:1.0500ドル−1.0700ドル
■強含み、ECBによる長期金融引き締めを想定
今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)は12月15日開催の理事会で0.50ポイントの追加利上げを決定した。利上げ幅は縮小したものの、今後の継続と長期化を示唆したことから日欧金利差拡大の見方が強まり、ユーロ・円は一時146円台後半まで買われた。ただ、ユーロ圏の景気後退も警戒されており、リスク選好的なユーロ買い・円売りは週末前に一服した。取引レンジ:143円50銭−146円73銭。
■もみ合いか、日欧金利差拡大の影響残る
来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)理事会は0.50ポイントの追加利上げを決定したが、経済の先行き不透明感は消えていない。ただ、日欧金利差は一段と拡大する可能性が高いため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:143円00銭−147円00銭《FA》
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