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8日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で続落、ハイテク株に売り
*17:05JST 8日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で続落、ハイテク株に売り
8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント(0.07%)安の3197.35ポイントと続落した。
中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.0%安、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が2.7%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.2%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が1.6%安で引けた。
発電株もさえない。国電電力発展(600795/SH)が2.4%、国投電力(600886/SH)が1.6%、華能国際電力(600011/SH)が1.4%、華電国際電力(600027/SH)が1.1%ずつ下落した。エネルギー株、消費関連株、海運株、インフラ関連株なども売られている。
半面、不動産株は高い。新城控股集団(601155/SH)が6.4%、金地集団(600383/SH)が2.9%、保利地産(600048/SH)が1.6%、緑地HD(600606/SH)が1.5%ずつ上昇した。銀行・保険株、医薬品株、素材株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.68ポイント(0.23%)安の290.15ポイント、深センB株指数が9.37ポイント(0.81%)安の1153.62ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《FA》
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