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今日の為替市場ポイント:米国経済の減速予想でドル買い抑制の可能性
記事提供元:フィスコ
*08:16JST 今日の為替市場ポイント:米国経済の減速予想でドル買い抑制の可能性
24日のドル・円は、東京市場で139円64銭から138円56銭まで下落。欧米市場では139円22銭まで買われた後、138円06銭まで反落し、138円55銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に138円台で推移か。米国経済の大幅な減速を警戒してリスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(11月1−2日開催分)の内容を巡って市場参加者の間からは「来年にかけてインフレ抑制の可能性が十分あることを想起させる内容」との声が聞かれている。12月のFOMC会合で0.50ポイントの利上げが決定される見込みだが、一部の市場参加者は「イールドカーブの平坦化が一段と進んでいることについて次回のFOMC会合で議論される可能性がある」と指摘している。
直近における2年−10年債の利回り格差は-77.9bp近辺(2年債の利回り水準が上回る)で推移しており、両者の格差は1980年12月以来の水準。一般的に利下げ開始の可能性が高まった時点で両者の利回り格差は縮小に転じるとみられているが、現時点で利下げ開始時期を予測することは困難であり、イールドカーブに大きな変化がただちに生じる状況ではないとみられる。《FA》
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