ファーストコーポレーションは23年5月期1Q大幅減益だが通期増益・増配予想

2022年10月11日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)は10月7日の取引時間中に23年5月期第1四半期業績(非連結)を発表した。前期の計画外の不動産売上案件の反動で大幅減収減益だったが、完成工事高は順調だった。通期は不動産案件の反動で全体として減収だが、大型案件の着工、造注案件の受注、完成工事総利益率の上昇などで増益・増配予想としている。通期ベースでは積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、大きく下押す動きも見られない。そして第1四半期業績に対するネガティブ反応も限定的だった。高配当利回りも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■23年5月期1Qは不動産反動で大幅減益だが通期増益・増配予想

 23年5月期第1四半期業績(非連結)は売上高が前年同期比53.0%減の47億30百万円、営業利益が58.5%減の2億57百万円、経常利益が59.1%減の2億53百万円、四半期純利益が60.9%減の1億70百万円だった。

 前期の計画外の不動産売上案件成約(売上高67億93百万円、不動産売上総利益6億48百万円)の反動で大幅減収減益だったが、完成工事高は41.0%増の43億45百万円、完成工事総利益は47.6%増の4億34百万円と順調だった。全体の売上総利益率は2.3ポイント上昇して11.8%となった。

 23年5月期通期の業績(非連結)予想は据え置いている。売上高は22年5月期比7.2%減の280億円、営業利益は6.5%増の20億44百万円、経常利益は5.8%増の20億円、そして当期純利益は8.0%増の13億70百万円としている。配当予想は3円増配の35円(期末一括)としている。

 売上面は前期の不動産案件の反動で全体として減収だが、大型案件の着工、造注案件の受注、完成工事総利益率の上昇などで増益・増配予想としている。

 完成工事高は10.0%増の177億19百万円、完成工事総利益は16.7%増の20億06百万円、不動産売上高は37.1%減の84億49百万円、不動産売上総利益は37.3%減の9億円、共同事業収入が12億53百万円(前年同期は3億17百万円)、共同事業収入総利益は3億47百万円(同18百万円)、その他の売上高は79.9%増の5億76百万円、その他の売上総利益は1億29百万円(同2百万円の赤字)の計画としている。なお全体の売上総利益は6.7%増の33億84百万円、売上総利益率は1.6ポイント上昇して12.1%の計画としている。

 受注高は22年5月期実績6件合計115億03百万円・うち造注35億72百万円に対して、23年5月期は7件合計310億円・うち造注3件合計90億円の計画としている。第1四半期の受注高は1件合計17億円(一般請負)だったが、第2四半期には(仮称)千葉駅東口西銀座B地区優良建築物等整備事業に係る施設新築工事(22年11月着工・26年3月完成予定)の受注が見込まれている。

 第1四半期は前期の計画外の不動産売上案件成約の反動で大幅減収減益だったが、通期ベースでは積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は第1四半期業績に対するネガティブ反応限定的

 株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、大きく下押す動きも見られない。そして第1四半期業績に対するネガティブ反応も限定的だった。高配当利回りも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。10月7日の終値は727円、今期予想PER(会社予想のEPS115円66銭で算出)は約6倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.8%、前期実績PBR(前期実績のBPS585円00銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約97億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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