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アニメ市場、2年連続で縮小 アニメ制作会社の赤字割合も4割近くに
帝国データバンクが12日に「アニメ制作業界」動向調査(2022)を公開した。この調査によれば、アニメ制作会社の2021年度決算は赤字企業の割合が39.8%とこれまでで最も多かったという。2021年におけるアニメ制作業界の市場規模は、前年の263億円を5.2%下回る2495億8200万円で、これは過去最高だった2019年から10年ぶりに減少に転じたとされる。また2000年の調査開始以降、はじめて2年連続で市場が縮小したという(「アニメ制作業界」動向調査(2022、日経新聞、ねとらぼ)。
テレビアニメの制作数に関しても、2020年のテレビアニメ制作本数は278本と4年連続で減少。7年ぶりに300本を下回ったという。コロナ禍による制作スケジュールの遅延といった要因が重なったことが影響したとされる。放映タイトル数の減少に伴って仕事の量も減り、この影響で多くの制作会社が減収や前年並みの売り上げとなっている。一方でアニメ配信市場では過去最高の930億円を記録した。定額動画配信サービスの利用が普及してきたためとみられている。
海外の動画配信企業等との取引も増加したそうだ。もっとも取引が多いのは中国企業だが、米国企業との取引も前年の13社から25社と約2倍に増加している。
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