トヨタ、新型クラウンを世界初公開 第1弾クロスオーバーは2022年秋発売

2022年7月16日 08:56

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発表の様子(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

発表の様子(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 トヨタは15日、新型「クラウン」を世界初公開した。4モデルをラインアップしており、第1弾のクロスオーバーは2022年秋に発売予定だ。

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 クラウンは、1955年に日本市場でデビュー。当時はトヨタ独自技術を搭載した初の量産型乗用車として話題だった。その後60年以上にわたり新車市場の第一線で活躍。多様化するニーズを受け、開発チームが新しいラインアップに踏み出した。

 今回の4モデルは、第1弾のクロスオーバーに加え、スポーツ、セダン、エステートを展開。クロスオーバーはセダンとSUVの融合であり、近年のトレンドであるSUV市場を意識した1台だ。スポーツは走行性能を強調しており、ドライバーにやさしいパッケージも特徴とされる。

 セダンはクラウン伝統のモデルで、今回の発表ではフォーマル表現を新しくした。エステートはSUVモデルになっており、大人の雰囲気で街乗りに合うことが期待される。

 第1弾となるクロスオーバーの特徴は、上質なデザインや快適な乗り心地などだ。デザインはクーペライクなビジュアルを基調としている。車体の後半が流麗さを兼ねて下方向へ描かれるタイプで、近年のSUVではBMW・X4やメルセデスベンツ・GLCクラス クーペにも見られる。ほかにも内装ではディスプレイが水平方向に集約。どの席からも手軽に操作できるようになった。

 快適な乗り心地では、新開発プラットフォームがポイントだ。乗り降りのしやすさや、前方の視界を理想的とする着座位置が特徴だ。頭上や前後空間にも余裕を与え、居住性の高さにつなげている。

 クラウンクロスオーバーのパワーユニットは、2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステムと、2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステムの2パターン。どちらもクラウンらしい力強さと、環境にやさしい走りを望める。

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