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今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル買い継続の可能性
記事提供元:フィスコ
*08:04JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル買い継続の可能性
8日のドル・円は、東京市場では132円58銭から133円64銭まで上昇。欧米市場では133円56銭から134円47銭まで一段高となり、134円29銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に134円台で推移か。米長期金利の反発を受けてドル買い・円売りは継続する可能性がある。
報道によると、イエレン米財務長官は8日に開かれた下院歳入委員会での証言で、「現在8%にある米国のインフレ率は許容できないが、インフレが10年続く問題になるとは考えていない」と述べた。イエレン財務長官は「バイデン政権の新型コロナウイルス対策は物価上昇の大きな要因にはなっていない」との見方も伝えている。
市場参加者の間からは「米小売り大手の値下げの影響が表面化するのは7月以降になりそうだが、原油高が続いた場合、高水準のインフレが来年も続く可能性がある」との声が聞かれている。10日に発表される5月消費者物価指数は前年比+8.2%程度、同コア指数は前年比+5.9%程度と予想されているが、いずれも市場予想を上回った場合、長期金利の上昇やドル高進行につながる可能性がある。《FA》
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