石油株が軒並み高い、「OPECプラス」増産でもNY原油続伸しENEOSは高値更新

2022年6月3日 10:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■米国での在庫減が増産効果を相殺の見方だが産油国側の事情も

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は6月3日、反発基調で始まり、取引開始後は3045円(69円高)まで上げて堅調に推移している。石油輸出国機構(OPEC)にロシアなどを加えた「OPECプラス」が原油の増産を決めたものの、米国2日のNY原油先物は続伸し、世界の原油需要に対し今回の増産決定は力不足との受け止め方が出ている。

 NY原油高については、「米在庫減がOPECプラスの増産拡大を相殺」(ロイターニュース)などとの見方が出ているが、OPECプラスにはロシアも加盟しているため、「相場を軟化させるようなことはしないだろう」(株式市場関係者)との見方がある。東京株式市場ではINPEX<1605>(東証プライム)も反発し、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は高値を更新、出光興産<5019>(東証プライム)、コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)も高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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