豪ドル週間見通し:下げ渋りか、6月追加利上げの可能性残る

2022年5月7日 14:25

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記事提供元:フィスコ


*14:25JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、6月追加利上げの可能性残る
■弱含み、豪中銀利上げも世界的な株安を嫌気

先週・今週の豪ドル・円は弱含み。中国経済の減速懸念は消えていないこと、米長期金利の上昇を嫌気して豪ドル売り・米ドル買いが優勢となった。日本銀行は長期金利の上昇抑制に強い姿勢を示しており、豪ドル買い・円売りが一時優勢となったが、アジア・欧米諸国の株安を嫌気してリスク回避的な豪ドル売り・円買いが観測された。取引レンジ:90円46銭-94円03銭。

■下げ渋りか、6月追加利上げの可能性残る

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は5月理事会で、「今が異例の支援を解除する適切な時期」として、政策金利を0.25ポイント引き上げ0.35%に決めた。また、「インフレ目標(2-3%)達成にはさらなる利上げが必要」と言明しており、6月会合での追加利上げ観測が浮上している。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドル・円は下げ渋る可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:91円00銭-94円00銭《FA》

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