副業にも便利なコワーキングスペース・シェアオフィス

2022年3月12日 16:49

印刷

 リモートワークの普及により、自宅でも気軽に副業を始めやすくなった。しかし同時に、仕事環境の面で自宅に不満を持つ副業者もいるだろう。本記事では、副業にも便利なコワーキングスペース・シェアオフィスについて紹介する。

【こちらも】地方企業のDX推進 副業者の積極的活用で人手不足を解決

■在宅副業では仕事環境に問題が出る場合も

 副業にも様々な種類があるが、中でもプログラミングやクラウドソーシングは人気がある。その理由はリモートワークが行えるため、在宅副業が可能だからだ。隙間時間や休日を活用して、気軽に自宅で収入を増やせる。

 だがこうした在宅副業には、仕事環境の面で問題を感じる時もあるだろう。在宅副業の難しい点は、自宅が必ずしもビジネスに適応していないことだ。生活の中心として機能する自宅は、リラックスしやすい環境である。一方で、プログラミングやクラウドソーシングといった在宅副業は、高い集中力が必要だ。特に家族と同居しているようなケースでは、帰宅後も仕事モードを維持するのは簡単ではない。

 加えて、設備面でも自宅は理想的なビジネス環境ではないケースがほとんどだ。副業でより多くの収入を増やすには、限られた時間を有効活用しなければならない。本業やライフワークバランスとの関係においても、業務効率の向上は副業に不可欠なのだ。

■コワーキングスペース・シェアオフィスの活用

 在宅副業に限界を感じているのなら、コワーキングスペースやシェアオフィスの利用がおすすめだ。コワーキングスペースとは、個室のないオープンスペースタイプのオフィス環境である。カフェテリアのような見た目だが、ビジネスに必要な設備も整っており、料金を支払えば自由に利用できる。

 コワーキングスペースはその性質から、フリーアドレス型の働き方を採用する企業にも選ばれている。そのため、プログラミングやクラウドソーシングなど、リモートワークでの副業にも適しているのだ。シェアオフィスもコワーキングスペースと同様にオープンスペースタイプだが、一部に個室が用意されている点に違いがある。Web会議などで雑音をシャットアウトしたい場合には、シェアオフィスの方が適しているだろう。

 またコワーキングスペース・シェアオフィスには、他の企業やビジネスパーソンと交流できるメリットもある。同じ空間を共有して仕事するため、コラボレーションを目的とした利用にも向いているのだ。スタートアップやフリーランスといったチャレンジ精神溢れるビジネスパーソンも多いため、副業者にとっても新鮮な刺激が得られるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事