【注目銘柄】シミックホールディングスはワクチン関連株人気に加え業績上方修正の見直しがオン

2022年2月14日 08:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

シミックホールディングス<2309>(東1)は、今週末の3連休を控え、「オミクロン株」の一段の感染拡大や重症患者の増加、病床使用率の逼迫などへの警戒感が強まっており、政府も、まん延防止等重点措置を延長し3回目のワクチン接種を加速さえることから接種関連株の一角として同社株に買い物が増勢となっている。

シミックホールディングス<2309>(東1)は、今週末の3連休を控え、「オミクロン株」の一段の感染拡大や重症患者の増加、病床使用率の逼迫などへの警戒感が強まっており、政府も、まん延防止等重点措置を延長し3回目のワクチン接種を加速さえることから接種関連株の一角として同社株に買い物が増勢となっている。[写真拡大]

 シミックホールディングス<2309>(東1)は、今週末の3連休を控え、「オミクロン株」の一段の感染拡大や重症患者の増加、病床使用率の逼迫などへの警戒感が強まっており、政府も、まん延防止等重点措置を延長し3回目のワクチン接種を加速さえることから接種関連株の一角として同社株に買い物が増勢となっている。とくに同社は、今年1月31日にワクチン接種支援事業の拡大で今2022年9月期業績の上方修正を発表し、純利益が、20年ぶりに過去最高を更新すると見込まれており、見直されている。

■接種情報管理システムは20自治体が導入し延べ150万人が利用

 同社は、自治体向けのワクチン接種支援事業を本格展開しており、接種情報管理システム「harmoワクチンケアwithコロナ」の導入は、前期実績で20自治体に及び、延べ150万人の情報を管理した。このほか集団接種、職域接種、さらに副反応相談のコールセンター、医師・看護師・運営スタッフ紹介の人的支援も行うなど広範囲の業務を支援している。

 同支援事業は、第5波の収束とともにピークアウトとみられていたが、「オミクロン型」の感染拡大とともに増勢となり、今2020年9月期第1四半期決算発表時の今年1月31日に早くも今期業績を上方修正した。期初予想より売り上げを70億円、営業利益を20億円、経常利益を19億5000万円、純利益を9億5000万円それぞれ引き上げ売り上げ950億円(前期比10.7%増)、営業利益60億円(同21.9%増)、経常利益58億円(同13.9%増)、純利益30億円(同48.3%増)と見込み、純利益は、2012年9月期の過去最高(22億4100万円)を更新する。なお今期配当は、年間34円(前期実績33.5円)と連続増配を予定している。

■PER9倍、PBRも1倍ソコソコの割安修正で昨年来高値奪回に直行

 株価は、新型コロナウイルス感染症拡大の第1波関連で昨年2月に昨年来高値1800円をつけ1400円台へ調整したが、昨年7月の前期業績の1回目の上方修正で1550円、同11月の2回目の上方修正で1611円までリバウンドしたが、第5波の感染収束とともに1411円まで再調整した。同安値からは下げ過ぎとして戻りを試し、今期業績の上方修正で窓を開けて1682円まで急伸し、この窓埋め途上にある。PERは9.5倍、PBRも1.14倍となお割安であり、2月高値抜けで加速をつけ昨年来高値1800円奪回に直行しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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