広島の天満屋アルパーク店跡、無印良品など約20店出店 4月下旬営業再開へ

2022年1月24日 16:00

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アルパーク西棟の内観イメージ(大和ハウス工業発表資料より)

アルパーク西棟の内観イメージ(大和ハウス工業発表資料より)[写真拡大]

 天満屋広島アルパーク店の撤退で閉鎖されている複合型ショッピングセンター・アルパークの西棟(広島市西区井口明神)に、「無印良品」とスーパーの「フレスタ」など約20店の出店が決まった。4月下旬に営業再開する。

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 アルパーク西棟は鉄筋コンクリート地下2階、地上6階建て延べ約8万平方メートルで、うち店舗面積が2万9,000平方メートル。1、2階には核店舗となる無印良品が出店する。店舗面積は東棟で運営する店舗の約8倍に当たる約6,100平方メートル。無印良品の店舗としては世界最大になり、衣料品や雑貨、食品、化粧品など約7,500種のオリジナル商品を販売する。

 もう1つの核店舗となるフレスタは「フレスタアルパーク店(仮称)」として1階に登場する。ファミリー層を中心に広範囲からの来店を想定、オリジナル商品を含めて同社として最大級の規模、品ぞろえを予定している。

 アウトドアとライフスタイルを融合したセレクトショップの「アルペンアウトドアーズ」、動物たちとの触れ合いやえさやりを楽しめるアニマルカフェの「モフアニマルカフェ」など8店舗が、中国地方または広島県初出店となる。

 衣料品の「西松屋」、ルームウェア販売の「チュチュアンナ」、100円ショップの「ダイソー」は地域最大級の店舗を出店する。このほか、アミューズメント施設の「モーリーファンタジー」は子どもたちが楽しめる多彩な遊びを提供する。

 アルパークは東棟、西棟の2館で1990年、商工センター内に開業した。2000年に東棟と一体化した新館、2009年に北棟を増設したが、施設の老朽化や営業不振から西棟の核店舗だった天満屋が2020年1月に撤退。施設を運営する大和ハウス工業グループが館内の全面リニューアルを進めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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