米国株見通し:下げ渋りか、週末に向け買戻しも

2022年1月21日 14:05

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:05JST 米国株見通し:下げ渋りか、週末に向け買戻しも
(14時00分現在)

S&P500先物      4,450.70(-32.0)
ナスダック100先物  14,660.40(-186.1)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調。NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物(WTI)は下落し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


20日の主要3指数は大幅続落。ナスダックは3日続けて大きく値を切り下げ、5日連続マイナスのダウは終盤に下げ幅を拡大し、節目の35000ドルを割り込んだ。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け経済指標の低調な内容が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速の影響が懸念される。市場は調整局面入りを意識し、金利高を背景にハイテク関連のほか景気敏感株などにも売りを強めた。


本日は下げ渋りか。世界的な株安への警戒感が広がるなか、今晩も売り先行の見通し。景気先行指数は前回を下回ると予想され、低調な内容となれば材料視されそうだ。ウクライナ情勢をめぐる米ロ外相会談の行方も注目され、不調に終われば株売りを加速させる要因に。一方で、今週大きく売り込まれた銘柄には割安感が生じ、週末に向け買戻しが期待される。金利高一服なら、ハイテク株がやや持ち直す可能性もあろう。《TY》

関連記事