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米国株見通し:下げ渋りか、金融正常化を見極め
記事提供元:フィスコ
*14:12JST 米国株見通し:下げ渋りか、金融正常化を見極め
(14時00分現在)
S&P500先物 4,717.60(-8.8)
ナスダック100先物 15,859.30(-45.8)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安。NYダウ先物は40ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
12日の主要3指数は続伸。ダウは前日終値を下回る場面もあったが、下げ渋る場面が目立ち、38ドル高の36290ドルで取引を終えた。この日クローズアップされた消費者物価指数(CPI)は前年比+7.0%と39年ぶりの伸びを示し、インフレ高進が鮮明に。連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化が意識され、売りが先行。その半面、指標が想定内となったことで長期金利が低下し、ハイテク関連への買いが相場を支えた。
本日は下げ渋りか。引き続きFRBの金融政策への思惑が交錯し、方向感は出にくい。今晩発表の新規失業保険申請件数は前回から改善、生産者物価指数は一段の上昇となる見通し。強い経済指標を受けFRBによる金融正常化への思惑が強まれば、株売り要因となる。一方、ブレイナードFRB理事の副議長指名に関する上院銀行委員会での発言が注目される。慎重姿勢を示した場合には引き締め観測は一服し、指数を押し上げる可能性もあろう。《TY》
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