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タマホーム、わらべ日洋、シュッピンなど/本日の注目個別銘柄
<2695> くら寿司 3910 +155大幅続伸。岩井コスモ証券は投資判断を「B+」から「A」へ引き上げ、目標株価を4300円とした。中計で24年10月期の経常利益率として5%以上を掲げるも、今期は2.6%とまだ回復途上。今後は「スマートくら寿司」のレベルアップや高付加価値メニューの拡充、海外事業拡大による利益率改善に期待できると指摘。既存店売上高動向も順調に推移しており、中期的な成長性から格上げしたとしている。
<4615> 神東塗料 161 -12大幅続落。水道用ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗料について、日本水道協会の認証規格及び顧客との協定に関し不適切行為があったと発表。試験条件及び原料などにおいて、仕様条件を満たさない製品を製造・出荷していた疑いが確認されたもよう。対象製品の出荷を停止したほか、水道協会が認証マークなどの使用停止を検討中のようだ。信頼性低下による今後の影響を警戒する動きが強まる形に。
<3179> シュッピン 1115 +90大幅反発。前日に12月の月次動向を発表、売上高は前年同月比26.9%増となり、11カ月連続でのプラス成長となった。EC売上高が同33.9%増と大きく伸長し、月次で過去最高を更新した。特にカメラ事業が好調だった。今期に入って初めて、EC事業の伸び率は全体増収率を上回る形にもなっている。順調な販売拡大を見直す動きが優勢に。
<1419> タマホーム 2660 +420急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は60.2億円で前年同期比42.0%増益となった。また、通期予想は従来の113億円から120億円、前期比9.1%増に上方修正した。主力事業である住宅事業において受注が順調に推移しているほか、リフォーム事業、不動産事業なども好調のようだ。年間配当金も従来計画110円から115円に引き上げ、前期比15円の増配となる。
<6506> 安川電 5560 +120切り返して大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、9-11月期営業益は131億円で前年同期比93.6%増、通期計画580億円に対する第3四半期累計での進捗率は69%にとどまり、下振れ懸念などが強まる状況になった。部品調達難の影響が生産面でのネックになっているもよう。ただ、受注自体は9-11月期も一段と拡大するなど需要面は順調に推移、地合い改善もあって下落場面では押し目買いが優勢になった。
<6381> アネスト岩田 802 -69大幅続落。179万7000株の売出、26万8600株のオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。三菱UFJ銀行、常陽銀行が売出人となり、売出価格の決定期間は1月19日から25日まで。保有株主の売却意向、並びに、株主層の拡大や多様化を図るためとしている。68万2000株を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、株式売出に伴う目先の需給悪化を警戒する動きが優勢になっている。
<4745> 東京個別 595 -52大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は11.9億円の黒字で、前年同期比15.3億円の損益改善となっている。ただ、9-11月期は4.9億円で同横ばいの水準にとどまっており、収益拡大鈍化をネガティブ視する動きが優勢のようだ。据え置きの通期計画22億円、前期比3.6倍の達成には、12-2月期営業利益で前年同期比9%増益程度が必要となってくる。
<2809> キユーピー 2341 -150大幅続落。前日に第21年11月期の決算を発表している。営業利益は280億円で前期比1.2%減益、昨年末に増額修正した水準での着地となっている。一方、22年11月期は260億円で同7.0%減益としており、市場予想の290億円程度を下回るガイダンスに。主要原材料費上昇の影響に加えて、製品値上げによる需要の減少を織り込んでいるもよう。国内におけるマヨネーズ・ドレッシングの大幅な数量減を想定している。
<2918> わらべ日洋 1832 -185急落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は42.9億円で前年同期比45.6%の大幅増益となっているが、9-11月期は11億円で同36.9%減益となっている。業績の大幅上振れ期待は後退する展開になっているようだ。また、年間配当金は40円から50円に引き上げているが、一方で、株主優待制度の廃止を発表。これまでは100株以上の株主に対して1000円分のQUOカードを贈呈していた。《ST》
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