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個人投資家CreativeRun:最後の最後に撤退させられた令和3年株式市場…【FISCOソーシャルレポーター】
*12:00JST 個人投資家CreativeRun:最後の最後に撤退させられた令和3年株式市場…【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家SY氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年12月19日執筆
やばい、今日も下落だ、持ち株がどんどん下がり続ける…なんでこんなに下がる? ちまたの解説者の方々も「これだけ下がっているのでもう下がらないでしょう」「下がってもあと少しでしょう」と言っていたけど…
こんなコメントを多く聞かされていたのと、今まで多少下がってもすぐに戻っていた。この記憶も売却を躊躇させる原因だった。
損を膨らませる悲しい12月相場だった。
(・・・12月16日前場にて)
16日AM、今朝は珍しく上昇している。しかも大幅上昇だ。とうとう反転したか?持続だろうか?
「いや、もう俺は騙されない、もう相場にだまされない…」今回の決心は固い。
後場開始、すべての持ち株を成り行きの売り注文。
「さようなら、2021年の俺の銘柄たちよ... お前たちに責任はない...」
ちなみに翌日17日(金)の相場は大幅下落。「売却して良かった」なんて感情にはなれなかった。何か虚しい感情が残るだけだった...
■日本株だけなぜ下がる?
今年の株式市場は大幅に上昇しても上がり続けることは決してない。持続力なし、翌日はあっという間に急落するのだ。持続力なく気力もポリシーもない相場。なんでこんな相場になったのだろうか?
私も投資歴10年以上、投資は自己責任なんて言葉の意味は百も承知。しかしどうして日本株はNYダウが上がれば「少し付き合い」 NYダウが下げると「大喜びで下げる」のか? 質の悪い市場になったものだ。
日本の株式市場は「誰かに操作されている?」「悪材料大好き?」
どこにも文句を言えない寂しさがある。
外部環境色々あれど岸田首相に密かに期待していたが、、、
国の政策を批判する人は多い。しかし企業の内部留保にメスを入れるなどの政策は的を得ていると思う。自分も現役サラリーマン、日本の給料/賃金が30年もの間アップしていないのは実感している。賃金アップしない→お金使わない→経済がまわらないなど誰でも気づく。黒田総裁の金融緩和だけでは景気浮上が見込めない判断も納得、政策としてもまずまず良いと思っていたが…
それなのに金融所得課税強化、 企業の自社株買い見直し発言といった株式市場にマイナスインパクトな発言をなぜしてしまうのだろう! なんで市場環境が良くなろうとする矢先にこんな発言をするのか? もっと別の言い方があるだろうに。マスコミにも騒がないでくれと言う気分である。
こんな日本の株式市場、安心して投資出来ない、いつどこから爆弾(発言)が飛んでくるか分からない…こんな心境である。
■今年の売買の難しさ
withコロナ、遠隔/テレワーク、デジタル庁、5G、アフターコロナ、EV、電子材料、ワクチン特効薬、脱炭素、、、などなど。そして最近はメタバース関連など材料としては盛り沢山のテーマがある。
これらのテーマが注目されると一気に上がる。しかし少しの業績未達、増資、レーティング引き下げ、などなどの発表があると一気に売られ続ける。”AI的超短期売買一方通行相場”は個人投資家に逃げ場も与えてくれなかった。
プロの解説者も次のように言う。「良くても悪くても決算発表で売られる。なので決算発表前には売らざるを得ない、決算跨ぎはやめましょう」と。
今年の売買した銘柄群の一部
【今年私が取引きした銘柄群】
●アフターコロナになればコンサートも旅行も食事も活況すると期待した。
→ANA<9202>、アミューズ<4301>、他外食関連など
●5G、遠隔診療、アフターコロナ、診療データーの活躍に期待した。
→エムスリー<2413>、MDV<3902>
●電子材料不足に貢献すると期待した。
・→SUMCO<3436>、日本電子材料<6855>、他
いっとき上昇するもダラダラ下がる。「エムスリー<2413>よ、一体何があってこんなに下がるんだ!?」という悲鳴に近い下げが他の銘柄にも同様であった。
こんな相場にどう向き合うのか?
もう頻繁な短期トレードも中期トレードもやめる予定。長期トレード、いやトレードではなく長期投資に路線変更。投資企業を良く調べ、とともに育っていく令和4年としたい。
・企業の姿勢、企業理念をもっと深く調べる。
・未来社会に向けて何に貢献しようとしているのか理解する。
・財務体質等も良く見て、株式優待、配当など楽しみたい。
2021年の投資した銘柄もそんなに近視眼的には選んだつもりはない。しかし不安に駆られるのは深い思慮が足りなかったかも知れない。電子材料銘柄も安心かと言うと、いつしか過剰供給の時期が来るのかも知れない。そんな不安心理を持つこと自体、深く企業を見ていないのであろう。
以上のような当たり前のことが出来てなかった、やってこなかった反省を踏まえ、悪材料で下がれど簡単に手放さない持続力を持てる企業研究を年末年始に多く時間を費やそうと考えている。
執筆者名:Creative Run《RS》
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