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米国株見通し:弱含みか、金融引き締め加速を嫌気も
記事提供元:フィスコ
*14:01JST 米国株見通し:弱含みか、金融引き締め加速を嫌気も
(13時50分現在)
S&P500先物 4,606.50(+40.25)
ナスダック100先物 16,374.00(+223.50)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調。NYダウ先物は160ドル高、NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
11月30日の主要3指数は急反落。ダウは前日比652ドル安の34483ドルと、再び35000ドルの大台を割り込んだ。この日発表されたシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想外に低調となり、回復期待は後退。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言で引き締めの加速に言及した。インフレ高進について「一過性」という従来の認識も改めたことから、利上げ前倒しの見方が浮上し売りを加速させた。
本日は弱含みか。新型コロナウイルス・オミクロン株の感染状況やワクチンの有効性が注目され、過度な懸念が和らげばまとまった売りは抑制されそうだ。一方、今晩発表されるADP統計やISM製造業景気指数など雇用関連の指標で改善が示されればパウエル議長による引き締めに前向きなスタンスを裏付ける手がかりになりやすい。それを受け金利高に振れればハイテク株を中心に売り優勢となり、相場の下げを主導する可能性があろう。《TY》
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