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ジェイテックは22年3月期通期売上高・営業利益予想を下方修正、23年3月期回復期待
(決算速報) ジェイテック<2479>(JQ)は10月29日の取引時間終了後に22年3月期第2四半期累計連結業績を発表した。コロナ禍で新卒テクノロジストの稼働開始が後倒しになったため売上高が計画を下回り、営業利益は赤字拡大した。そして通期の売上高・営業利益予想を下方修正した。22年3月期は営業赤字拡大見込みとなったが、経済活動再開や積極的な人材採用などで23年3月期の収益回復を期待したい。株価は年初来安値に接近してモミ合う展開だ。22年3月期の収益悪化はほぼ織り込み済みで下値限定的だろう。
■22年3月期2Q累計営業赤字拡大、通期売上高・営業利益予想を下方修正
22年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の14億27百万円、営業利益が1億30百万円の赤字(前年同期は39百万円の赤字)、経常利益が6百万円(同0百万円)、親会社株主帰属四半期純利益が1百万円の赤字(同4百万円の赤字)だった。
技術職知財リース事業のテクノロジストの労働工数増加や平均単価上昇などで増収だが、コロナ禍で営業活動が想定以上に影響を受け、特に新卒テクノロジストの稼働開始が当初計画よりも後倒しになったため売上高が計画を下回り、営業利益は赤字拡大した。なお営業外収益に雇用調整助成金収入93百万円を計上した。
技術職知財リース事業は、売上高が5.3%増の14億10百万円だったが、新卒テクノロジスト稼働開始の後倒し、研修中の未稼働新卒テクノロジストの人件費負担・教育費用などで営業利益が60.1%減の57百万円だった。一般派遣およびエンジニア派遣事業は、売上高が38.6%減の17百万円で営業利益が10百万円の赤字(前年同期は6百万円の赤字)収だった。コロナ禍で住宅展示場等におけるプラカード案内業務が休止状態となった。
四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億01百万円で営業利益80百万円の赤字、第2四半期は売上高7億26百万円で営業利益50百万円の赤字だった。
新卒テクノロジスト稼働開始が後倒しとなったため、通期の売上高・営業利益予想を下方修正した。従来予想に対して売上高は4億58百万円、営業利益は1億79百万円、それぞれ下回る見込みだ。なお雇用調整助成金収入などで経常利益は18百万円、親会社株主帰属当期純利益は13百万円、それぞれ従来予想を上回る見込みだ。
修正後の通期連結業績予想は、売上高が21年3月期比7.4%増の29億77百万円、営業利益が1億69百万円の赤字(21年3月期は56百万円の赤字)、経常利益が41.6%減の46百万円、親会社株主帰属当期純利益が53.1%減の19百万円としている。配当予想は据え置いて21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。
22年3月期は従来の営業黒字転換予想から一転して営業赤字拡大見込みとなったが、経済活動再開や積極的な人材採用などで23年3月期の収益回復を期待したい。
■株価は下値限定的
株価は年初来安値に接近してモミ合う展開だ。22年3月期の収益悪化はほぼ織り込み済みで下値限定的だろう。10月29日の終値は180円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2円40銭で算出)は約75倍、時価総額は約15億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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