日経平均VIは小幅に上昇、株価下落も底堅く推移し警戒感の広がりは限定的

2021年10月28日 13:51

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは小幅に上昇、株価下落も底堅く推移し警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.15(上昇率0.71%)の21.19と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.12、安値は20.90。

市場では、ここから発表がピークとなる主要企業の4-9月期決算や31日投開票となる衆院選を控え、やや警戒感が高まりやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。ただその後、株価の下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物が底堅い動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIは昨日の水準をはさんだ動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事