豪ドル週間見通し:弱含みか、8月雇用統計などに注目

2021年9月11日 14:32

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記事提供元:フィスコ


*14:32JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、8月雇用統計などに注目
■下落、緩和縮小ペース減速の思惑強まる

今週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)は、9月から債券購入減額を実施するが、「少なくとも来年2月半ばまで続ける」と表明したことで、緩和縮小ペース減速との見方から豪ドル売りになった。また、「国内総生産(GDP)は7-9月期に著しく減速すると予想」との見通しも豪ドル売りにつながった。取引レンジ:80円75銭-81円99銭。

■弱含みか、8月雇用統計などに注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の緩和縮小ペース減速により、豪ドルは引き続き買いづらい。8月雇用統計の発表が注目されるが、7-9月期の経済見通しから悪化が見込まれ、豪ドル売りにつながる可能性がある。首都キャンベラの都市封鎖措置の行方などにも注目が集まりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:8月雇用統計(7月:失業率4.6%、雇用者数増減+0.22万人)

予想レンジ:79円50銭-81円50銭《FA》

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