NY為替:アフガン情勢悪化を警戒して安全逃避の円買い

2021年8月27日 06:46

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記事提供元:フィスコ


*06:46JST NY為替:アフガン情勢悪化を警戒して安全逃避の円買い
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円23銭まで上昇後、109円94銭まで下落して、110円07銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官が「デルタ株流行による景気への影響は限定的」との理由で資産購入縮小を年内に開始する必要性について主張したため、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、アフガニスタンの首都カブールにある空港周辺で複数のテロ攻撃が発生し、多数の米軍関係者の死亡が報じられたことから、情勢悪化を警戒したリスク回避の円買いが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1776ドルから1.1746ドルまで下落して1.1752ドルで引けた。ユーロ・円は129円64銭から129円23銭まで下落。ポンド・ドルは1.3736ドルから1.3690ドルまで下落。ドル・スイスは0.9159フランから0.9192フランまで上昇した。《MK》

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