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SCREENホールディングスは慶大との共同研究で長時間循環停止した臓器の生体外蘇生に成功
■長時間循環停止した臓器の生体外蘇生に成功
SCREENホールディングス<7735>(東1)は14日、臓器灌流(かんりゅう)システムの実用化に向けた研究開発の一環として、慶應義塾大学医学部(慶應大学)との共同研究で、劣化した臓器を生体外灌流することにより、短時間での機能蘇生に成功したと発表。
近年、深刻な移植用臓器不足を解消するため、心停止や脳死状態のドナー臓器を機械灌流して機能蘇生させることで、移植可能な臓器として活用する試みが欧米諸国で始まっている。しかし、移植時の阻血などが原因で機能が劣化した臓器を機械灌流する際に、どの程度の時間で機能蘇生するのか解明されていなかった。
同社は、2015年4月に国立研究開発法人理化学研究所 器官誘導研究チーム(理研)と株式会社オーガンテクノロジーズと臓器の長期保存と機能蘇生を可能にする臓器灌流システムの装置化に関する共同研究契約を締結。2016年からは理研の「産業界との融合的連携研究制度」のもと次世代臓器保存・蘇生システム開発チームを設置し、基本システムの構築に成功した。2018年9月からは装置開発と並行して、同システムの実用化を目的に慶應大学との共同研究を開始している。
同システムを用いて、長時間にわたり血流が循環停止し機能が劣化したブタ肝臓を機械灌流し、蘇生時の代謝能をメタボローム比較解析することで、3時間以内に機能蘇生することを示した。また、機械灌流時に血液そのものを用いて灌流させることで、肝臓代謝能が生体内に移植をしたときと同程度まで機能蘇生することがわかった。同成果は移植専門誌の「Transplantation Direct (Vol.7,No.7,July 2021)」に掲載されている。
同社は、今後も本領域のトップのアカデミアとの共同開発を通じて、臓器灌流システムの早期実用化を目指すとともに、移植医療、ならびに再生医療分野への研究開発および事業展開を通じて同分野の発展に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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