今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性も

2021年5月25日 08:04

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性も
24日のドル・円は、東京市場では109円00銭から108円70銭まで下落。欧米市場では、108円98銭から108円71銭まで下落し、108円76銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に108円台後半で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は24日に講演を行い、「インフレ動向の非常に重要な部分は長期的なインフレ期待、こうした期待は極めて安定した状況が続いている」、「インフレ率は今後数カ月で上昇することが予想されるが、経済再開やボトルネックに関連した物価圧力は弱まると見込んでいる」と指摘した。24日の米国債券市場では米金融当局の発言を受けて長期債利回りが低下。直近で発表された製造業とサービス業の景況指数は予想を上回っており、企業活動はさらに拡大する可能性があるが、雇用情勢が大幅に改善しない場合、金融当局や市場のインフレ見通しが大きく変わる可能性は低いとみられる。《FA》

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