イープラスが「お酒の通販」開始 イベント主催者などへプラットフォーム提供

2021年5月9日 08:06

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「お酒の通販サービス」サイトイメージ(画像:イープラスの発表資料より)

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 チケット販売サービス「e+(イープラス)」を運営するイープラスは7日、「お酒の通販サービス」の提供を開始すると発表した。試飲会や飲食イベントなどであった、イベント後も継続的に酒を販売したい主催者側の要望と、購入した酒を郵送したい参加者の希望を受け、実施に至った。コロナ禍下でダメージを受けているイベント主催者・酒造を支援したい思いもある。今後は既存事業とも組み合わせながら、エンタメと酒・飲食関連事業者のトータルプラットフォームを目指していくという。

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■お酒の通販サービス概要

 開設した「イープラスお酒の通販サイト」では、京都の日本酒をラインアップ。「錦のうまいもんと京の日本酒祭り」で出店された日本酒や、サイトでしか購入できない限定品などを数点掲載している。

 錦のうまいもんと京の日本酒祭りとは、「京の台所」錦市場でコロナ感染拡大前に開催していたイベントで、市場の参加店舗の逸品を食べながら、京焼のお猪口で京都の日本酒を味わえるというもの。イープラスが過去イベントチケットの販売を行っていた。

 当初の取扱いは数点となる見込みだが、イープラスは本サイトの開始に際し、酒類販売小売業免許を取得。既存サービスと組み合わせての事業展開を見込んでいる。

 これまでオンライン配信チケットを販売していた酒系イベントでは、酒類販売は外部サイトを案内し誘導していた。今後はイープラスがその全体を担うことができる。

 また、300席規模で渋谷に店舗を構える「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」では、試飲会イベントなどを企画予定。エンタメ特化型ニュースメディア「SPICE」では各取り組みを情報発信し、イベント参加へのきっかけづくりを行う。ほか、アーティストとのコラボイベント企画やオリジナルラベル事業なども視野に入れている。

 ぴあ総研によると、2020年2月から2021年1月までの1年間の集客エンタメ市場規模は約2,800億円と推計され、対前年比では75%減。ジャンル別では減少幅が大きい順に、音楽(88%減)、スポーツ(81%減)、演劇(76%減)と続き、文化イベント・展覧会・花火大会などその他ジャンルは全体で89%減だという。エンタメ産業は全体的に大きく落ち込んでおり、事業変革・支援が必要な状況にある。

 イープラスお酒の通販サイトは5月7日に開設され、販売開始は5月12日から。イープラスは取り組みを通じて、「エンタメ業界とお酒グルメ業界を結ぶための架け橋」の役割を担っていきたいという。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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