関連記事
新電力、電力の卸値高騰などから新規契約停止や事業休止などの動き
しばらく続いた電力需給の逼迫問題で、卸電力のスポット価格が1キロワット時150円を超えるなどしたことから、新電力に様々な影響が出ているようだ。新電力の一つである楽天エナジーは1月26日、「楽天でんき」などエネルギー関連サービスを一時停止すると発表した(楽天エナジー、スマートジャパン)。既に契約済みのユーザーに関しては、これまでどおり供給を受けることができるとしている。
また日経新聞によると、秋田県鹿角市などが出資する「かづのパワー」は2月14日に全事業を休止するという。解散も選択肢に入っているとしている(日経新聞、毎日新聞)。また電力小売り事業ワンレクトホールディングス(HD)株式を保有している歯愛メディカルは、全保有株式である60%をワンレクトHDの小田柿陽介社長らに譲渡した。譲渡価額は非公表だという(M&A Online)。
こうした問題から、新電力56社は経産省に要望書を提出していることも報じられている。要望書は1月18日に出されたもので、価格設定の指標となる市場の需要曲線と供給曲線、燃料在庫状況などの情報公開、高騰期間に一般送配電事業者が得た利益を小売電気事業者と国民に還元することなどを求めている(スマートジャパン)。
あるAnonymous Coward 曰く、 新電力、卸値高騰で苦境 秋田では事業休止も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ254J30V20C21A1000000
「楽天でんき」が新規契約停止 卸値高騰で調達に障害
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ25BTZ0V20C21A1000000
スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 電力
関連ストーリー:
経済産業省、インバランス料金の上限を200円/kWhに設定。新電力を救済へ 2021年01月19日
LNGの不足などから当面は電力供給の綱渡り続く 2021年01月15日
JEPXの電力取引価格が高騰、契約によっては請求金額が前年同期比2倍以上になる可能性も 2021年01月12日
中国で電力不足が深刻化し停電。オーストラリア産石炭の輸入制限が原因とみられる 2020年12月25日
今どきのテレビは主電源を頻繁に操作すると電源基盤がすぐに故障する 2020年12月24日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード
スポンサードリンク
- 業務スーパー神戸物産創業者:沼田氏が生涯を賭けた第2の起業とは 6/21 07:25
- 九州電力、EVシェア「weev」を全国展開へ セイビーと業務提携
5/17 07:30
- 大阪ガス、大阪市の本社ビル西側で商業・オフィス機能持つ複合ビル整備へ
4/28 10:02
- サニックス、ららぽーと福岡に太陽光発電を設置 商業施設の脱炭素化が加速
4/25 16:08
- 楽天でんき、値上げと燃料費調整費の上限撤廃を発表 4/ 7 16:50