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阪急京都線の高架下商業施設「トート阪急洛西口」、全エリア開業 2月1日に
トート阪急洛西口第3期エリアの開業イメージ(阪急電鉄発表資料より)[写真拡大]
阪急電鉄が京都市西京区で進めてきた高架下商業施設「トート阪急洛西口」の第3期工事が完成し、2月1日に開業する。京都市と結んだ包括連携協定に基づき、西京区のにぎわい創出のために企画したもので、第3期工事の完了により全工事が終わり、20の物販、飲食、サービス店舗が並ぶ高架下の商業拠点が出現する。
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トート阪急洛西口は、阪急京都線洛西口駅付近の総延長約1キロ、敷地面積約1万1,000平方メートルの高架下に建設した商業施設で、延べ床面積は約3,300平方メートル。阪急洛西口駅すぐ北側の第1期エリア、駅南側の第2期エリアの順に工事を進め、第1期エリアが2018年、第2期エリアが2020年に開業している。
第3期エリアは第1期エリアの北側に位置する延べ床面積1,100平方メートル。高架下の開放空間となるトートひろばが設けられ、マルシェやワークショップ、地域サークルの交流会など多彩なイベント会場として使用される。
入居店舗は関西初出店となるシェアオフィスの「シェアデパートメント」、貸しスタジオの「JEUGIAフォーラム」、体操教室の「ファイブM」などサービス関係の5店舗が入る。第1期エリアは飲食、物販を中心とする12店舗、第2期エリアはスーパーの「フレスコ」など3店舗が入居しており、第3期エリアの開業で20店舗が勢ぞろいする。
洛西口駅周辺は京都市西部に位置する新興住宅街。建物の高さ制限が厳しく、土地が満杯状態の中京区など京都市中心部と異なり、まとまった土地があることから、1976年に西京区が右京区から分離されて独立して以来、マンション建設などで人口が増加している。
しかし、京都市中心部の四条河原町界隈に電車で10分ほどの距離にあり、買い物客が流出するため、地元の商業の発展が人口増加に追い付かない状況が続いており、阪急電鉄と京都市は包括連携協定で周辺の商業開発を進め、新たなにぎわいの創出を目指していた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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