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アップルが自動運転車メーカーに!?
●2024年を目標に自動運転車製造開始か
米アップルが、2024年に自動運転の乗用車の製造開始を目指していると、ロイター通信が報じた。新型コロナの影響で計画が遅れる可能性もあるが、他の自動車メーカーは戦々恐々としているだろう。
●競争激化する自動運転車開発
デジタル家電やソフトウェア製品の会社であるアップルが、畑違いである自動車産業に参入する背景には、iPhoneの次となる主要産業として、自動運転を見据えているのではないか?
自動運転車開発は、ライドシェアサービス大手のウーバーも取り組んでいるが、先日、自動運転開発部門をオーロラ社に売却したことが報じられるなど、一筋縄ではいかない。
一方で、グーグルの親会社アルファベット傘下のウェイモは、米アリゾナ州で無人タクシーの商用サービスを開始するなど、進展も見られる。
自動車メーカーでは日本のトヨタや米国のGM・テスラなども開発を進めており、また国内外の企業や大学・研究機関でも研究は盛んで、2045年にはレベル2(部分運転自動化)以上車両の製造が1億3553万台になるとも予想されている。
●アップルが自動車メーカーになる日?
アップルの主眼はあくまで、電池価格の低下と航続距離の向上を実現する新電池の開発であると言う。
畑違いのアップルが、他の自動車メーカーのようなサプライチェーンを構築することは容易ではない。となれば、どこかの自動車メーカーと提携するしかなく、車両の組み立て自体は外部に委託するしかないという意見も多い。
アップルのロゴマークを付けた車を街中で見られる可能性は、未知数であると言わざるを得ない。
アップルは、高性能のバッテリーやオペレーティングシステムを供給する側として、覇権を握ることを目論んでいるのかもしれない。
ただ、2014年に立ち上げた動運転車開発は1度頓挫しているなど、今後の進展に変化があることも十分に考えられるだろう。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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