8月米雇用統計に対する関心高まる

2020年9月3日 15:25

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記事提供元:フィスコ


*15:25JST 8月米雇用統計に対する関心高まる
 2日に公表された地区連銀経済報告によると、経済活動は8月下旬にかけて多少拡大し、雇用はおおむね増加したもようだ。新型コロナウイルスの感染が広がっている地域では経済抑制策などが再導入されており、経済活動の拡大は一服していることも判明した。それでも製造業の業績は改善傾向にあり、個人消費はゆるやかに拡大していることから、今年後半の米国経済はゆるやかに回復するとの見方が再び広がっている。
 ただ、市場参加者の間からは「雇用情勢の急速な改善は期待できない」との声が聞かれており、明日4日に発表される8月雇用統計が市場予想を下回った場合、米国経済のすみやかな回復への期待は低下し、追加緩和の思惑が一段と広がる可能性がある。米国株式は下げ渋る可能性があるが、為替についてはドル売りがやや強まるとの見方が多いようだ。《MK》

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