追加経済支援とウイルスワクチン開発で金融市場の不確実性は低下する可能性も

2020年7月21日 09:08

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記事提供元:フィスコ


*09:08JST 追加経済支援とウイルスワクチン開発で金融市場の不確実性は低下する可能性も
 英医学誌ランセットの発表によると、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同で開発を進めている新型コロナウイルスワクチンの初期臨床試験結果で、安全性と免疫効果が確認されたもよう。一部報道によると、ワクチン候補について、世界保健機関(WHO)の科学者は「最有力候補と期待している」との見解を表明している。
 一方、米国などで新型コロナウイルスの感染者は日々増加しており、一部地域では経済活動を制限する措置が再導入されている。米国の企業景況感は改善しつつあるが、ウイルス感染がさらに拡大した場合、雇用情勢が再び悪化すると警戒されている。経済活動を抑制することなく、ウイルス感染の拡大を阻止することは容易ではないが、「万能ではないものの、追加の経済支援策によって市場の不安はある程度緩和される」との声が聞かれており、金融市場の不確実性が過度に高まることは当面回避されるとみられる。《MK》

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