新型レクサスISがオンラインでワールドプレミア、日本は20年秋発売

2020年6月18日 17:58

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LEXUS IS(画像:トヨタ自動車の発表資料より)

LEXUS IS(画像:トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • LEXUS IS(画像:トヨタ自動車の発表資料より)
  • LEXUS IS(画像:トヨタ自動車の発表資料より)
  • LEXUS IS インテリア(画像:トヨタ自動車の発表資料より)
  • Lexus Safety System +(ミリ波レーダー、カメラ)(画像:トヨタ自動車の発表資料より)

 LEXUS(レクサス)は16日、マイナーチェンジした新型ISをオンラインで世界初披露した。ISはこれまで、コンパクトFRスポーツセダンとして世界累計約109万台を販売。新型ISの日本での発売は、2020年秋ごろを予定しており、価格は発表されていない。今回公開されたモデルは北米仕様のプロトタイプとなっている。

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■Toyota Technical Center Shimoyamaでテストを重ね走行性能底上げ

 今回の目玉といえるのが、LEXUSの乗り味である“Lexus Driving Signature”の進化である。日々の走行シーンで走りの気持ちよさを感じられる1台に仕上がったという。

 2019年4月に愛知県豊田市下山地区に新設された車両開発用のテストコース「Toyota Technical Center Shimoyama」は、世界のさまざまな路面環境を再現したコースだ。現地に行かずとも性能を磨けるこのコースに加え、世界各地でテストを重ねた結果、乗り心地への進化へとつながった。

 主に2.5Lハイブリッドはアクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御の変更を行い、2.0Lターボではアクセル開度などから走行環境を判定することで、シーンに応じて適切なギヤ段を設定するアダプティブ制御を採用。さらにESでも採用されている「スウィングバルブショックアブソーバー」を使うことで、応答性の良い上質な乗り心地を再現した。

■エクステリアは躍動感、アグレッシブさを感じるスタイルに

 マイナーチェンジでは、フェイスリフトも行われる。今回の新型ISは、大胆に変化したといっていい。フロントのスピンドルグリルは立体的な多面体構造となる新意匠を採用し、押し出し感を強調した。

 また、ヘッドランプには新開発の小型軽量ランプユニットを採用。眉毛のようなアクセサリーランプがあることでかっこよさもにじみ出ている。テールランプはUXも採用しているL字型を新たに採用することで、横幅へのワイド感を出している。

 トランクの後端は、トヨタ・スープラでも採用されているような造形にしたことで、重心の低さをあらわした。

 ほかには、「寄絞り(よせしぼり)型構造」の最新プレス技術、ソニックイリジウムとソニッククロムの新規開発したエクステリアカラー、“F SPORT” 専用19インチアルミホイールなどを採用している。

■インテリアは小変化、マルチメディアは大変化をとげた

 インテリアはあまり大きな変化がなく、インストルメントパネルやドアパネルの一部にツートンカラーを採用することで、乗車時に高揚感を抱かせるデザインとした。

 マルチメディアに関しては10.3インチタッチワイドディスプレイを採用し、SmartDeviceLinkやApple CarPlay、Android Autoなどと連携。これにより音声操作、画面操作が可能になり、ユーザーエクスペリエンスの向上が図られた。

■ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)を採用

 先進安全技術のLexus Safety System +では、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上が行われた。これによりプリクラッシュセーフティの対応領域も向上し、より安全なシステムになったともいえる。

 さらに国内仕様のみ設定されるドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)は、ドライバーが何らかの異常で無操作状態が続いたときに、各種警告で操作を促す。周囲への警告を行いながら安全に減速停車をすることで、事故被害を軽減するとともに、ドア解錠、ヘルプネットへの自動接続などを行うことで、ドライバーの救命・救護に貢献するシステムを新たに採用している。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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