トヨタ、ヤリスのSUVバージョン「ヤリスクロス」を世界初公開

2020年5月27日 08:41

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

2020年秋に日本発売、欧州では2021年半ばの発売を予定しているコンパクトSUVの「ヤリスクロス」、ボディは3ナンバーとなる

2020年秋に日本発売、欧州では2021年半ばの発売を予定しているコンパクトSUVの「ヤリスクロス」、ボディは3ナンバーとなる[写真拡大]

 トヨタは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って開催中止となった第90回ジュネーブ国際モーターショーで世界初披露する予定だった新型車「ヤリスクロス」を公開した。ヤリスクロスは、主力コンパクトカー・ヤリスから派生する新しいコンパクトSUVとして、日本では2020年秋、欧州では2021年半ばの発売を予定している。

 ヤリスは、「コンパクトカーの世界標準をつくる」を標榜して、1999年のデビュー以来、トヨタ製コンパクトカーの主力モデルとして、グローバルで累計約871万台(2020年3月末時点)を販売してきたモデルだ。

 最新モデルは、走る楽しさに加え、最新のハイブリッドシステムによるクラス世界最高レベルの低燃費、先進の安全・安心技術を備え、コンパクトカーの域を超える新世代コンパクトカーとして、2019年10月に世界初披露した。

 今回公開した新型ヤリスクロスは、ヤリスブランドで築いてきた「走る楽しさへのこだわり」「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVを再定義することを目指して開発しました。

 ヤリスと同様のコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)と、一新したハイブリッドシステムの採用などにより、高次元の基本性能と環境性能を実現。また、取り回しの良いボディサイズと、居住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を両立しました。そのボディサイズは全長×全幅×全高4180×1765×1560mm、ホイールベースは2560mmだ。

 ハイブリッドシステムは、1.5リッター直列3気筒のダイナミックフォースエンジンにリダクション機構付きTESⅡをセッティングして搭載する。

 エクステリアデザインは、シンプルでありながらもSUVならではの“ロバスト”(頑強さ)を表現している。インテリアデザインも、ひとクラス上の質感と居心地の良さが感じられる造形とした。

 なお、ヤリスクロスは、日本市場向け車両は、トヨタ自動車東日本、欧州市場向けモデルは、フランス工場での生産を予定している。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
コロナでトヨタは5月の国内生産半減、会社存続が掛かる日産、部品会社にも影響
日産、車両価格・保険・税金などを定額費用とするクルマの購入新サービス開始
拡大するEV市場でコンセプトカー開発が盛ん。京都発の最先端技術タッグへの注目高まる

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事