1−3月期米企業決算は大幅悪化の公算、株価は織り込み済みか?

2020年4月14日 10:11

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記事提供元:フィスコ


*10:11JST 1−3月期米企業決算は大幅悪化の公算、株価は織り込み済みか?
 米国経済の中長期的な見通しを巡って市場関係者の見方は分かれているようだ。2020年の世界経済はマイナス成長になることは避けられないものの、一部で米国経済のすみやかな回復への期待は残されている。ただ、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は「新型ウイルスに効果がある治療薬、ワクチンが開発されるまで、米国経済のV字型回復は不可能」との見方を改めて伝えた。アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「景気回復の強さは健康リスク管理の自信回復次第」との見方を伝えている。

 ウイルス感染の被害が拡大していることから、1−3月期の米企業決算は大幅に悪化するとみられている。米株式市場はそのような可能性を十分織り込んでいるはずだが、将来的な景気回復への強い期待が株価を下支えしていることも否定できない。ウイルス感染が将来的に終息に向かったとしても、すみやかな景気回復への期待が後退した場合、米国株式は反落する可能性がある。《MK》

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