村田製、安川電、レオパレス21など/本日の注目個別銘柄

2020年2月18日 16:35

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記事提供元:フィスコ


   

<3639> ボルテージ 520 +18大幅反発。配信中の人気アプリ「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」の中国語版配信を開始すると、本日の寄り付き前に発表している。中国テンセントの読み物アプリ「一零零一」で配信を開始している。同タイトルは新感覚の謎解き×恋愛ストーリーとなっており、同社初の中国向けタイトル。株価が安値圏にある中、リバウンドのへの手掛かり材料とされているようだ。

<5142> アキレス 2130 +400ストップ高。ウイルス対策関連銘柄の出遅れとして、関心が高まる展開になっているようだ。同社は除染用や感染症対策用などの医療用エアーテントを手掛けている。陰・陽圧エアーテントは、テント内部の気圧を陰圧、陽圧にコントロールすることが出来、ウイルスの拡散や外部からの進入を防ぐことができる。院内感染の広がりも想定される中、一部TV番組で取り上げられたこともあって、短期資金が流入してきているもよう。

<4541> 日医工 1340 +105急反発。同社およびグループ会社のエルメッドが、ジェネリック医薬品11成分21製品の製造販売承認を取得したと前日に発表している。製品ラインアップ拡充による業績伸長期待などにつながっているようだ。なお、先週末の増収減益決算を受けて、前日は大きく値下がりしており、押し目買い妙味なども強まりやすい状況と考えられる。

<6981> 村田製 6114 -216大幅続落。米アップルでは1-3月期売上高見通しの達成は難しいとの見方を示している。現在の見通しは630-670億ドルで、前年同期比9-15%増の水準となっている。新型ウイルスの感染拡大が、中国需要の減少につながっているほか、「iPhone」の生産面にも影響を及ぼしているもよう。同社などアップル関連とされる電子部品各社にも、想定以上のマイナス影響が懸念されるとの見方に。

<8848> レオパレス21 396 +13大幅反発。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノの株式保有比率が15.76%から16.77%に上昇していることが明らかになっている。また、国内運用会社のアルデシアインベストメントの保有比率も16.10%から17.12%にまで上昇している。需給妙味が強まる状況のほか、2月27日には臨時株主総会の開催を控えていることで、思惑もより強まる格好とみられる。

<5105> TOYO 1622 +49大幅続伸。14日前引け後の決算発表以降、株価は急上昇の展開になっている。北米事業の収益性改善を背景に、20年12月期営業利益は前期比14%増の440億円を計画するなどから、見直しの動きが進んでいるもようだ。また、投資ファンドのオービス・インベストメント・マネジメントが大量保有報告書を提出、5.13%の株式を取得していることも伝わっており、強気な見方が広がる要因にもなっている。

<6506> 安川電 3740 -135大幅続落。大和証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も4650円から4200円に引き下げている。新型ウイルスの影響を考慮して業績予想を下方修正、今期営業利益は285億円から210億円、前期比58%減益に引き下げている。影響の長期化は考慮しないとしているが、モーション、ロボットともに、約1か月分の中国需要剥落を織り込んでいるようだ。

<2651> ローソン 6200 +10反発。SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も5000円から6200円に引き上げている。業績予想の引き上げやセクター内における相対的な上値余地を反映しているもよう。成城石井やエンタメの好調、コストの伸び低下などが業績予想引き上げの背景。また、加盟店支援は非金銭的策が主軸であり、収益影響の小ささが安心感につながると指摘。《US》

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