中東情勢の緊迫化は今後どうなる? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2020年1月7日 12:44

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記事提供元:フィスコ


*12:44JST 中東情勢の緊迫化は今後どうなる? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。米国とイランの対立で地政学リスクが意識されるなか、週末のVIX指数が12.43%上がって14.02となるなどリスクオフの流れとなりました。そして、先週末の金相場や原油相場が大幅高となっています。そこで、今日は気になる原油市場と金市場についてのレポートをご紹介しますね。

松永さんのレポートでは、まず足元の値動きについて、『先週末3日のNY金は、米国とイランとの緊張高まりを受けて25ドルほど大幅上昇しました』と伝えており、『先週末の高値(1552.8ドル)と9月4日の高値(1553.2ドル)でダブルトップを形成する可能性が高まりました』と分析しています。

また、『米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官ら2人を空爆で殺害したことを受けて、先週末のNY原油が大幅高となりました』と原油価格の値動きに言及しています。

米軍が2日、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことで、中東情勢の緊迫化が懸念されたことについては、『イラン革命防衛隊の「コッズ部隊」を率いるソレイマニ司令官は、イラン国外での密作戦を指揮し、中東におけるイランの軍事的影響力を拡大に貢献してきました』とのことで、『ソレイマニ司令官は、以前から要注意人物として米国やイスラム教スンニ派諸国から要注意人物としてマークされていた人物であり、今回は、先進的な兵器を使ってイラク駐留米軍への攻撃を画策したことで、米軍により殺害された経緯があります』と解説しています。

続けて、『時間経過と共にソレイマニ司令官殺害事件の背景が伝わり始めており、米軍の行動に正当性も感じられるようになってきました。それと共に中東の地政学的リスクも沈静化に向かい始めたように感じられます』と伝えています。

そして、『今回のソレイマニ司令官殺害を受けて複数のイラン要人から「米国への報復」を示唆する発言が相次ぎましたが、イランが調節的に中東駐在米軍を攻撃する可能性はかなり低そうです』と考察しており、『「中東の地政学的リスク」は、時間経過と共に沈静化することが考えられますので、先週より急騰した金相場や原油相場も沈静化に向かうことが考えられます』との意見を述べています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の1月6日付「金市場」1月7日付「金市場&原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HH》

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