関連記事
トルコがグレーリスト入り?今後の注目ポイントは サンワード貿易の陳氏(三井智映子)
*12:59JST トルコがグレーリスト入り?今後の注目ポイントは サンワード貿易の陳氏(三井智映子)
皆さん、メリークリスマス!フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。先週、トルコリラは下落しましたね。 そこで今回は気になるトルコリラについてのレポートをご紹介します。
陳さんはブログ「テクニカルマイスター」で、先週のトルコリラ円の下落について、『16日、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)がトルコに対し、「グレーリスト」に追加するとの警告を出した』ことが背景にあると指摘しています。
グレーリストというのは、『金融規制において資金洗浄やテロ組織に対する融資等が不十分な国を指す』と解説しており、『この上のランクにテロリストへの資金提供のリスクが高い国として「ブラックリスト」があり、北朝鮮やサウジが該当する。ブラックリストに入ると制裁対象になる』と伝えています。
また、17日に『米上院が対トルコ制裁の導入を求める法案を可決したこと』が米国とトルコとの関係悪化懸念となり、『19日、トルコリラは対ドルで8月の「フラッシュクラッシュ(瞬間的な暴落)」以来』となる大きな下落で、『5月以来の安値を付け、トルコがシリア北部に侵攻した10月半ばに付けた直近の最安値も下回った』と分析しています。
今週のトルコリラ円については、『売りが優勢の状況が続きそう』との見解で、米トルコ関係の悪化に言及。加えて『市場関係者の間では、3つの国営銀行がリラを買い支えてきたと認識されている』ものの、『国営銀の介入について「このところ動きがない」との見方もある。通貨安で伸びていた輸出は10月、前年同月をわずかに下回るなど陰りがみえてきた一方で、輸入は8%増と急増している』と伝えており、『政府が輸出促進のためにある程度のリラ安を容認しているのかもしれない』と考察しています。
そして、エルドアン大統領は、『中央銀行による利下げが来年も続くだろうと発言』していると述べています。
参考にしてみてくださいね。
フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」の配信は、今回が今年最後となります。読んでくださりありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いします。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の12月24日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HH》
スポンサードリンク