【銘柄フラッシュ】明治機械が急伸しビットワンGは香港の政情が思惑視されて高い

2019年8月5日 17:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 8月5日は、日経平均が一時572円93銭安(2万514円19銭)まで下押し、終値は今年6月18日以来、約2カ月ぶりに2万1000円を割り込んだ中で、アシックス<7936>(東1)が一時ストップ高の300円高(26.6%高の1426円)まで上げ、終値も23.9%高。前週末売買日・2日の取引終了後、第2四半期決算と今12月期末配当の大幅増配、自己株式の取得(自社株買い)を発表。投資の基本である「好業績」に立ち返って銘柄を選別する動きが集中した。

 アリアケジャパン<2815>(東1)は朝方からストップ高の1000円高(15.2%高の7590円)で売買をこなしながら大引けもストップ高。2日の取引終了後に第1四半期決算を発表し、減収減益だったが米国事業を売却した分を除くと2ケタ増益との見方。

 ジョイフル本田<3191>(東1)は13.7%高となり、2日の取引終了後に発表した6月決算と今期の見通し、増配などが好感されて後場一段高。

 明治機械<6334>(東2)はストップ高の80円高(28.6%高の360円)となり、年間売上高に匹敵する大型受注の発表に注目集中。ビットワングループ<2338>(東2)は12.8%高となり、香港で仮想通貨交換事業(BitOneHongKong)を行い、現地での需要が高まりつつあるとされて注目再燃の見方。

 バンク・オブ・イノベーション<4393>(東マ)は14.1%高となり、前取引日の16.8%高に続いて連日大幅高となり4日続伸。7月26日に発表した第3四半期決算を受けて業績動向が再評価されたとの見方。9月通期の業績見通しは、「現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため」(決算短信より)開示していないため、なおさら思惑買いが入りやすいとの指摘。手間いらず<2477>(東マ)は12.8%高となり、2日発表の6月決算が売上高、各利益とも2割増加し、今期の見通しを各利益とも3割増の見通しとしたため注目集中。

 システム・ロケーション<2480>(JQS)は16.6%高となり、2日発表の第1四半期決算の大幅増益などが注目されて2018年10月以来の1200円台となった。 (HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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