【銘柄フラッシュ】メディア工房など急伸し、マルマエは月次の受注動向が注目され11%高

2019年7月22日 16:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 7月22日(月)は、エンプラス<6961>(東1)が11.8%高となり東証1部の値上がり率トップ。19日の取引終了後に第1四半期決算を発表し、連結営業利益、純利益が期初に発表した第2四半期までの予想を超過したことなどが注目されて急伸。

 マルマエ<6264>(東1)は11.1%高となり、20日(土)15時に発表した月次動向「6月の月次受注残高」が注目されて戻り高値を更新。2019年6月末の受注残高は、対前月増減率が0.1%増、対前年同月増減率は35.8%減となったが、今後の見通しとして、半導体分野では、ロジック向けの需要が高まりながらもメモリ向けの需要には不透明感があり、総合的には横ばいから若干回復傾向とし、FPD分野では、中国における中小型有機EL設備投資向けの受注が始まり、来年に向けて好調に推移する予想とした。また、同社が新たに設置した電子ビーム溶接機を活用した受注も始まっており、受注できる工程が拡大していることから来期にかけては好調な推移が続く見通しとした。

■北日本紡績は「中東向け民族衣装用の生地販売」が材料視され急伸

 三桜工業<6584>(東1)は3日連続大幅高の8.4%高となり、引き続き7月18日付で「新型熱電発電素子の連続発電試験に成功」と発表したことなどが材料視されて戻り相場を継続。

 エプコ<2311>(東2)は10.3%高となり、業績見通しの増額修正などが注目されて急伸。北日本紡績<3409>(東2)は3日続伸の8.3%高となり、「中東向け民族衣装用の生地販売」(決算短信より)という珍しい事業を行っていることが注目され、このたびのイランと米・英との緊張激化を受けて需要増の期待などが言われて出直り拡大。

 メディア工房<3815>(東マ)はストップ高の80円高(22.3%高、439円)となり、朝、子会社による新作ゲームの制作開始と公式WEBサイトの公開を発表し注目集中。システムサポート<4396>(東マ)は12.0%高となり、8月5日付で東証2部または1部への移籍が決まり後場もジリ高となって年初来の高値を更新。

 プラザクリエイト本社<7502>(JQS)は2016年3月期を底に業績が回復傾向を続け、足元は回復が強まる見通しとの見方が言われて一時ストップ高の80円高(23.8%高、402円)となり、終値も19.6%高。ソーバル<2186>(JQS)は10.4%高となり、営業利益は2期連続、純利益は2期ぶりに最高を更新する見込みとされ、年初からの値動きもテクニカル的に妙味大との見方があり一段高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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