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バロック、イオンファン、Gunosyなど/本日の注目個別銘柄
<1887> 日本国土開発 562 +20大幅続伸。前日に19年5月期の決算を発表、営業利益は146億円で前期比7.0%減益、従来予想の117億円を大きく上回る着地になっている。期末配当金も従来予想の27.5円から32円にまで引き上げへ。20年5月期営業利益は98億円で同32.8%減益、年間配当金は前期比4円減配の28円の見通しだが、前期の大幅上振れ着地からは保守的との見方も優勢に。
<3548> バロック 1077 +150ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は18.8億円となり、通期計画に対する進捗率は40%超の水準となっている。また、決算期変更のため前年同月との比較はないが、18年2-4月期との比較では3.1倍となっており、想定以上の好決算と捉えられている。発行済み株式数の3.00%に当たる110万株、10億円を上限とした自社株買いの実施も発表、需給面への期待感も高まる展開に。
<7608> SKジャパン 438 -51急落。前日はストップ安比例配分となり、本日も売りが優勢の展開に。引き続き、12日に発表した第1四半期決算が嫌気された。営業利益は0.8億円で前年同期比55.4%減と大幅減益。商品構成の変化による利益率低下、販売管理費の増加などが響く形になっている。もともと、20年2月期通期でも前期比61.9%減と大幅減益の予想であったが、前期、前々期と収益は急拡大していたため、ネガティブな反応が強まっている。
<2264> 森永乳 4385 -365大幅反落。森永製菓<2201>と統合再検討と伝えられ、前日は後場に急伸した。統合が実現した場合のシナジー効果は極めて大きいとの見方が先行。ただ、本日は一転して売り優勢に。両社ともに統合に関して決定した事実はなく、今までのスタンスに変化はないと否定的な見解を示している。森永製菓の社長が信任したばかりのタイミングには違和感との見方も多く、ファンドの再要請による影響力も懐疑的のようだ。
<1808> 長谷工 1157 -24反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も2130円から1300円に引き下げている。民間分譲マンション向けの総利益率低下を主因に減益継続が見込まれること、事業環境が徐々に厳しくなる中で配当維持に不透明感が残ることなどを格下げの背景としている。営業利益は来期、再来期も減益を予想しているようだ。
<4343> イオンファン 2624 +273急騰。前日に発表した6月の月次動向が好感されている。国内既存店売上高は前年同月比で13.2%増、曜日調整後では同7.1%増となっている。5月の曜日調整後は同0.6%増にとどまっていた。プライズとメダルがけん引役となり、カードもマイナスが一巡して横ばい水準にまで回復している。中国も前年割れが続いているが、マイナス幅は2.8%まで縮小、ここ3カ月は20%前後の落ち込みとなっていた。
<3810> サイバーS 1108 +150ストップ高。前日に19年5月期の決算を発表、営業利益は1.8億円で前期比70.9%の大幅減益、ただ、景品の配送、保管にかかるコスト削減が想定以上に進んだことで、従来予想の0.1億円は大幅に上回った。また、20年5月期は5億円で同2.8倍と急回復の見通しとしている。4本のゲームをリリース予定であるほか、配送などのコスト削減、筐体の稼働率向上を見込んでいるもよう。
<6572> RPA 1772 -57前日のストップ安比例配分に続いて大幅続落。引き続き、先週末に発表した第1四半期決算がマイナス視されている。営業利益は1.7億円で前年同期比14.6%減益、上半期計画22.6%増益、通期計画67.9%増益に対して、想定外の2ケタ減益スタートに。ロボットアウトソーシング事業が、売上成長の加速を企図した先行投資と導入裾野拡大を企図した BizRobo!mini導入により減益となったことが響いている。
<3088> マツモトキヨシ 3515 +115急伸。ベトナムの事業会社であるロータス・フード・グループと、ベトナムにおけるドラッグストア開発・運営の合弁事業推進を目的とした基本合意書の締結を決議と発表。日本型のドラッグストア業態の普及余地は大きいとの見方から、先行きへの期待感が先行している。具体的な内容に関しては今後協議していくもよう。また、香港においても、ドラッグストア開発・運営の推進を目的に現地法人の開設を決議しているようだ。
<6047> Gunosy 1879 +129急伸。先週末に表の決算を受けて前日は売り先行、年初来安値を更新したが、その後は悪材料出尽くし感などからから切り返す動きが続いた。19年5月期営業利益は23億円で前期比18.8%増益となったが、20年5月期は10億円で同56.6%の大幅減見通し。見通し数値は市場予想の18億円を大きく下回った。ただ、減益の方向性はすでに織り込まれているほか、計画は保守的過ぎるとの見方も優勢に。《US》
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