トヨタ、新型RAV4を発売 3年ぶりに復活 価格は260万8200円から

2019年4月10日 21:12

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新型RAV4(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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  • 新型RAV4(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
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  • インテリア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
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  • (画像: トヨタ自動車の発表資料より)
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■3年ぶりの国内復活

 トヨタ自動車は10日、すでに北米市場において2018年12月に発売を開始している新型RAV4を、日本で正式に発売した。今回で5代目となる新型RAV4は、新4WDシステムやダイナミックフォースエンジンなどによって、SUVとしての走行性能を高めながらも、スタイリィシュなデザインと最新の予防安全技術を搭載した新世代のクロスオーバーSUVとなっている。

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 RAV4は、1994年に街乗りでも気楽に乗れる乗用車ベースのSUV「クロスオーバーSUV」としてデビューし、その後の世界的なクロスオーバーSUVブームの火付け役となったモデルである。日本においては、2016年7月に3代目モデルが販売終了となって以来、4代目モデルも発売されなかったため、おおよそ3年ぶりの復活となった。

■復活の舞台は激戦区のクラス

 今回発売される新型の開発コンセプトは、「Robust Accurate Vehicle With 4 Wheel Drive」(SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD)としており、現行のトヨタのラインナップにはない今もっとも注目されるクラスへの登場となった。

 トヨタは旧RAV4の発売が終了した後は、高級SUVのハリアーやクーペスタイルのC-HRはあったが、ホンダのCRV、マツダのCX-5や三菱のエクリプスクロス、そして日産のエクストレイルのような走行性能や使い勝手の良さを訴求するモデルがなくなっていた。新型RAV4は260万8,200円からという価格帯であることからも、これらのライバルと真正面からぶつかるクラスへの参入になる。

■パワーも安全性能も使い勝手も文句なし

 パワートレインは2.0Lの4気筒直噴ガソリンエンジン、そして2.5リッター4気筒エンジンのハイブリッドで、使用されるエンジンはどちらもダイナミックフォースエンジンと呼ばれる最新型だ。そして4WDシステムには、「トルクベクタリング機構」と「ディスコネクト機構」を採用し、走行安定性と低燃費の向上を達成している。

 リヤシートを使用した状態でも、580Lの容量を確保し、荷室の高さを2段階に調節できる2段デッキボードを採用するなど、SUVとしての機能性も充実させた。また安全機能では、歩行者検知及び自転車運転者検知も可能な予防安全パッケージ「トヨタセフティーセンス」を全車に標準装備させている。

■C-HRを超えられるか

 日本ではモデルチェンジされずに販売終了となったRAV4だが、主要販売先の北米市場では年間40万台も売れるトヨタの基幹車種となっている。今回、日本で発売が再開されることで、C-HRの時のような大ブームとなるのか、元祖ではあるが現在の日本のクロスオーバーSUV市場においては新顔の新型RAV4に、注目が集まっている。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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