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保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」2周年 応募数は3.5倍 譲渡数は1.6倍に
応募数、譲渡数の推移(画像:シロップ発表資料より)[写真拡大]
21日、シロップは同社が運営する保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」が2周年を迎え、保護犬猫の応募数が前年から約3.5倍、譲渡数が約1.6倍に増加したことを発表した。
■保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」とは
環境省が発表した「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」によれば、2017年に全国自治体で殺処分された犬猫の数は約4万3千匹と、統計開始以来、初めて5万匹を下回った。しかし減ってはいるものの、まだ殺処分される犬猫も多く存在する。
「OMUSUBI」は、「保護犬猫から迎える文化」を広めるため、シロップが2016年12月に開始した保護犬猫マッチングサイト。当初、関東13団体のみだった登録保護団体は、現在、全国53団体と広がりを見せる。
モデルのローラさんが個人で行う「UNI project」とのコラボも開始。ローラさん自身も、Instagramから「OMUSUBI」に掲載されている保護犬猫について情報を発信しており、保護犬猫を知らなかった人に関心が広がりつつあるようだ。
また、保護犬猫の里親になりたいという累計応募数(1匹の募集に対して複数応募の場合も全てカウント)は、2017年の231件から2018年は828件と約3.5倍に、譲渡数は同じく45件から117件へと約2.6倍に増加した。
そんな「OMUSUBI」の特徴は3つ。1つ目は、登録・募集対象を保護団体のみに限定している点。それは、健康や衛生状況を含め、「大切に育てられている犬猫から迎えて欲しい」という理念から来ている。登録時は、団体の活動や形態等を調べ、状況に応じて訪問審査を行い、「OMUSUBI」の方向性と合致しているかを確認して進める。こうした各種フォローにより、譲渡実現率は43%となった。
2つ目は、「OMUSUBI」姉妹サイト「ペトこと」との提携。「ペトこと」では、ペットの専門家たちが、しつけや病気、健康などペットと暮らす際に遭遇する各種内容について発信している。情報を得ることで迎える前・迎えた後も安心できるのだ。また、「ペトこと」で販売されているグッズは、売れた際に売上の一部を「OMUSUBI」登録団体に寄付している。
3つ目は、「相談窓口」。保護犬猫でなかったとしても、ペットを家族の一員として新しく迎える際には不安や悩みが生じやすい。そうした飼い主によって異なる不安や悩みについて、「OMUSUBI」スタッフが相談に乗る窓口が用意されている。
■AIを活用したデータマッチングに他業界とのコラボ
「OMUSUBI」は、2019年春に、AIを活用してユーザーの行動履歴や興味属性から、よりユーザーの生活にあったペットを見つけるデータマッチング機能を備えるという。
ユーザー自身の好みから選んでも、ユーザーの生活と迎えたペットが合致しないことも。そうなった場合、どちらも不幸な結果になってしまう。しかしデータマッチングによって最適なマッチングが叶えば、飼育放棄や虐待といった不幸を防ぐことができるだろう。
さらに、他業界とのコラボも企画中とのこと。2018年11月には、横浜FCとコラボし、Jリーグ初となる試合前の譲渡会が開催された。現在は、ファッション分野とのコラボ企画が進行中だという。(記事:楽趣みくす・記事一覧を見る)
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