来年末に米利下げ実施の可能性は排除できず

2018年12月20日 14:41

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記事提供元:フィスコ


*14:41JST 来年末に米利下げ実施の可能性は排除できず
 19日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利上げが予想通り決定された。FOMCが公表した2019年の政策金利見通しでは、9月時点の年3回の利上げから2回の利上げに下方修正された。(3.1%から2.9%に引き下げ)ただ、2020年も1回の利上げを想定している。インフレ見通しについては、2019年のコアPCEの予想値は9月時点の2.1%から今回は2.0%に下方修正された。

 市場関係者の間からは、「2020年も1回の利上げを計画していることはやや意外だった」との声が聞かれている。FOMCの声明内容や経済・金利の予測値は想定内との見方も多いようだが、経済情勢が悪化すれば政策金利見通しは下方修正される可能性もあるとの見方も出ており、一部の市場関係者は「2019年12月に利下げが実施される可能性は排除できない」と指摘している。《MK》

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