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どうなる原油市場?大幅上昇の可能性も? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
*16:24JST どうなる原油市場?大幅上昇の可能性も? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は原油についてのレポートをご紹介します。
レポートでは、22日の原油の値動きについて『EIA米週間石油在庫統計の発表後に1ドル60セントほど急伸しましたが、その後は米国株の失速やトランプ大統領コメント、ゴールドマン・サックス・レポートなどを受けて失速しました』と伝えています。
買い材料となったEIA米週間石油在庫統計の発表については、『原油在庫は予想以上の増加となりましたが、ガソリンとディスティレートが減少しており、製油所稼働率が大幅上昇となりました』とのことで、『米製油所稼働率は、エネルギーの不需要期である10月に88.8%まで低下しましたが、ここにきて5週連続で上昇しており、特に今回の発表で大幅上昇となった事は注目』との見解を述べています。
一方、売り材料となったNYダウの値動きについては『昨夜のNYダウは、中盤で204ドル高まで上昇しましたが、終盤で失速し、前日比1ドル安で取引を終えました。それによりリスクオフの流れが再び高まり、原油価格を圧迫しました』と分析しています。
また、トランプ大統領コメントについては、『原油急落に対して「サウジありがとう。更に安くしよう!」とコメントしており、遠回しにサウジアラビアに更なる原油価格の下落誘導を求めているようなコメント』をツイッターでつぶやいたと伝えています。トランプ米大統領は原油価格が高すぎるとして産油国に増産を求めているため、『サウジアラビアとしては、12月6日のOPEC総会で減産合意に導きたいものの、トランプ大統領の原油価格の更なる下落要請を無視するわけにもいかず、難しい立場となっているようです』と考察しています。
そして、ゴールドマン・サックスのレポートについては、『12月のOPEC総会で協調減産が合意しない方向で見ているようです。それだけに、12月のOPEC総会で協調減産が合意すれば、原油価格が大幅上昇に転じる可能性もあります』と示唆しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月22日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HH》
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