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米インフレ見通しの不透明性
記事提供元:フィスコ
*16:56JST 米インフレ見通しの不透明性
9日に発表された10月の米生産者物価コア指数は前月比+0.5%、前年比+2.6%の高い伸びを記録したが、中国経済の成長鈍化への懸念が高まったことから、安全逃避の債券買いが優勢となり、10年債利回りは低下した。ただ、市場関係者の間では、中国経済の成長鈍化は織り込み済みとの見方が多い。FOMCが次回会合後に公表する経済予測でインフレ率と経済成長率の見通しは9月時点の予測と変わらないとの見方が多い。
9日発表された米ミシガン大学1年期待インフレ率速報値は2.8%で10月の2.9%を下回った。利上げ継続で米国債の利回り曲線は平坦化に向かうとの見方はあるものの、米インフレ見通しは経済指標の内容次第で頻繁に変わる可能性があるため、インフレ関連の経済指標だけでインフレ動向について予断を持つことは避けるべきとの声が聞かれている。《MK》
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