【銘柄フラッシュ】ホロンなど急伸しモブキャストHDは「テトリス」材料視され急騰

2018年8月21日 07:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 20日は、グローバルグループ<6189>(東1)の9.0%高が東証1部の値上がり率1位となり、米国の貿易政策に不透明感があるため四半期好決算の銘柄の中から業績を再評価して選別買いする動きが活発になり、8月10日に発表した第3四半期決算の2ケタ増収増益などへの注目が再燃下とされて一段高となり年初来の高値を更新。

 東証1部の値上がり率2位はオープンハウス<3288>(東1)の5.7%高となり、14日発表の第3四半期決算の2ケタ増益を受け、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を引き上げたことなどが注目されて出直り拡大。

 3位はアイフィスジャパン<7833>(東1)の5.2%高となり、8月10日発表の第2四半期決算への評価が再燃とされて出直り拡大。

 明治機械<6334>(東2)は20日付で「大型配合飼料生産プラント工事受注に関するお知らせ」を発表し、2取引日連続ストップ高の23.8%高。最初のストップ高は大手株式専門紙の推奨記事が契機とされ、今になれば受注をにおわせて意味ありげだったとの見方も。ショーエイコーポレーション<9385>(東2)は17日付で株主優待制度の導入を発表したことが注目されてストップ高の17.7%高。アゼアス<3161>(東2)は「国立感染症研究所、初の薬剤耐性菌バンク設置へ」「豚の伝染病の「アフリカ豚コレラ」が中国各地で相次いで確認」 (NHKニュースWEB8月19日より)といった報道が材料視されたとの見方があり出直り拡大。

 AppBank<6177>(東マ)は先に発表した第2四半期決算で各利益の赤字縮小が再評価とされて一段高の19.0%高。モブキャストホールディングス<3664>(東マ)は米国の持分法適用会社エンハンス・インク(カリフォルニア州)が現在でも根強い人気を誇る往年の名ゲーム「TETRIS(テトリス)」の「PlayStation(プレイステーション)」向けゲームソフト「TETRIS EFFECT」を2018年秋に発売と6月に開示していることなどが材料視されて大引けにかけて急伸しストップ高の17.5%高。

 ホロン<7748>(JQS)は8月10日発表の四半期決算が黒字転換し、翌日から出来高をともなう急伸相場に発展し2日連続ストップ高の20.6%高。ユークス<4334>(JQS)はプレイステーション4向けに今期発売予定で開発中の3Dアクションゲームに期待が再燃とされてストップ高の19.4%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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