ヒーハイスト精工は売り一巡感、19年3月期1Q減益だが進捗率順調、通期予想は保守的

2018年8月20日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期は利益横ばい予想だが保守的だろう。第1四半期は減益だったが通期予想に対する進捗率は順調である。株価は第1四半期業績を嫌気する形で急反落したが、7月安値まで下押すことなく売り一巡感を強めている。低PBRも見直して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期1Q減益だが進捗率順調、通期予想は保守的

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は15.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.7%増の7億73百万円だが、営業利益が41.0%増の86百万円、経常利益が41.9%減の84百万円、そして純利益が45.1%減の55百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。

 製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向け拡販などで35.2%増収と好調だったが、精密部品加工がレース用部品でのスケジュール調整の影響で11.4%減収、ユニット製品が中国の液晶メーカーにおける需要調整の影響で54.5%減収だった。

 第1四半期は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高28.0%、営業利益36.9%と順調である。通期は利益横ばい予想としているが保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景として主力の直動機器中心に需要拡大が期待される。上振れ余地があるだろう。

■株価は売り一巡感

 株価は第1四半期業績を嫌気する形で戻り高値圏500円台から急反落した。ただし7月の年初来安値358円まで下押すことなく、400円近辺で売り一巡感を強めている。

 8月17日の終値は401円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円70銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS523円09銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約25億円である。1倍割れの低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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