新型クラウンは7倍、カローラスポーツは4倍 発売1カ月の受注状況

2018年7月27日 19:07

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新型クラウン(画像: トヨタ自動車)

新型クラウン(画像: トヨタ自動車)[写真拡大]

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  • LINEマイカーアカウント(画像: トヨタ自動車)
  • 新型カローラスポーツ(画像: トヨタ自動車)
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  • Toyota Safety Sense(画像: トヨタ自動車)

 6月25日に発売されたトヨタの新型クラウンと、同日に発売された新型カローラスポーツの受注状況が26日に発表された。それによると、新型クラウンは月販目標の7倍、カローラスポーツが同4倍という、ともに順調な立ち上がりとなっている。そして、「コネクティッドサービス」がこの2車に共通する評価ポイントとなっているのが注目される。

【こちらも】トヨタ・クラウン/カローラから始まる「コネクティッド」は新商品開発に革命を起こす

■新型クラウンの受注状況
 6月26日に発売された新型クラウンの受注状況は、発売から1カ月にあたる7月25日時点で約3万台となり、月販目標4,500台の約7倍と好調な立ち上がりとなっている。発売されてわずか1週間しかなかった6月度の登録実績でも、新旧合わせてクラウンが4千台以上登録されていることから、本格的に登録作業が行われる7月度には、乗用車販売ランキングのベスト10内に入ることも予想される。

 気になる納期は、月販目標の7倍であることから単純計算で7カ月。もちろん、正式発表までに生産されているのでこの限りではないが、発売当初は売れ筋車種、仕様、そしてボディカラーが集中するため、さらに納期が延びるグレードや意外に早く納車されるグレードもあるはずだ。

 新型クラウンは、6ライトのサイドシルエットや、これまでにないスポーティな外観デザインが顧客を中心に高評価。そして欧州車に匹敵する正確でシャープなハンドリングと走行安定性を備えつつ、クラウン独自の上質な乗り心地や装備などの評価が高くなっている。

 また、トヨタが今回特に力を入れている「オペレーターサービス」をはじめとしたコネクティッドサービスや、自転車や夜間の歩行者検知が可能な、最新の「Toyota Safety Sense」も高い評価の要因となっている。

■新型カローラスポーツの受注状況
 クラウンと同時に発表された新型カローラスポーツの受注状況も、6月26日の発売から1カ月にあたる7月25日時点で約9,200台と、月販目標の2,300台の約4倍という好調な立ち上がりとなっている。

 評価ポイントもクラウンと同じく、「LINEマイカーアカウント」「オペレーターサービス」をはじめとしたコネクティッドサービスと「Toyota Safety Sense」の全車標準装備などとなっており、ユーザーの関心の高さがうかがえる。また、スポーティなエクステリアデザインと上質感を追求したインテリアに、TNGAプラットフォームやサスペンションの進化により実現した、走行性能なども高い評価を受けている。

 新型カローラとされていても、日本国内においてはオーリスのフルモデルチェンジであり、既存のアクシオやフィルダーとは別車種であるカローラスポーツ。つまり、これまで月販数百台程度だったオーリスが、カローラの名称を付けただけでこれだけ売れた。そして、そっくりカローラシリーズの販売台数に上乗せされ、モデル末期のカローラシリーズを補完することになる。

 コネクティッドサービスについては発売直後は装備するユーザーが多いだろうが、営業スタッフの説明次第で、新時代のサービスとなるか無用の長物になるかが決まりそうだ。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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