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ポルシェ、新型マカンを上海で発表
■アウディはドイツ、ポルシェは上海でお披露目
ポルシェは25日、コンパクトSUVのマカンを改良し上海で発表した。マカンは2014年の発売から世界累計販売35万台を超える人気モデル。そのマカンがデビューから4年目にして初めての本格改良となった。
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同日、ドイツではアウディが新型「Q3」を発表しており、人気が高まるコンパクトSUVをリードするふたつの車種に、世界中が注目している。そして、改良モデルとはいえ中国でのデビューとなる「マカン」が、この巨大市場を最優先とする狙いがハッキリと現れている。ポルシェによると、上海で発表されたモデルは最大のマーケットである中国市場でのみ提供するとし、各市場向けのモデルは順次発表されるとしている。
■LEDを活用したフェイスチェンジ
新型マカンのエクステリアは、LEDヘッドライト、立体的なLEDテールライトが横一列につながる新デザインのテールランプ、そして4灯式のブレーキランプがブランドのアイデンティティを反映、スポーティかつモダンなエクステリアに磨きがかかっている。これらは「パナメーラ」などポルシェの最新モデルと共通の手法でもある。LEDランプ類はデザインの自由度が高く、フロントの表情を劇的に変化させるため、ブランドのデザインセンスが問われている。
また、イメージカラーの「マイアミ・ブルー」を始め、「マンバ・グリーン・メタリック」、「ドロマイト・シルバー・メタリック」、「クレヨン」などの新しいボディカラーと、新しいインテリア・パッケージを組み合わせることで、マカンはこれまで以上にカスタマイズ可能となっている。
インテリアでは、11インチタッチスクリーン、再設計されたエアベントと再配置された通気孔などダッシュボードのデザインを変更。ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)を通じて、マカンは多数のデジタル機能との接続を可能としている。911から慣れ親しんだ小径のスポーツステアリングをオプションで用意し、一体化されたモードスイッチ+スポーツレスポンスボタンも、「スポーツクロノパッケージ」として設定されている。
■オフロード運転体験を記録しマカンで分析
さらに、マカンにはコネクト・プラス・モジュールが装備されているため、すべての車両が完全にネットワーク化されて標準装備されている。そのてめ、音声制御やリアルタイム交通情報など、さまざまなデジタル機能とサービスの基盤となり、このシステムの重要な要素の1つが、最先端の集団ベースのトラフィックデータを提供する「Here Cloud」接続で、オフロード運転体験を記録してマカンで分析することも可能となる。
今回の改良では、エンジンなど基本的なメカニズムに変更はないが、シャーシを再チューニングし、新開発タイヤを採用するなど、走行性能だけではなく快適性をも向上させている。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)
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