トヨタ、アルベルトに4億円出資 自動運転のデータ分析で提携

2018年5月16日 07:25

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トヨタの鯉渕健常務理事(左)とアルベルトの松本壮志社長。(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

トヨタの鯉渕健常務理事(左)とアルベルトの松本壮志社長。(写真: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 トヨタ自動車は15日、自動運転技術の分野でデータ分析会社のアルベルトと業務資本提携を行い、トヨタがアルベルトに4億円出資することを発表した。トヨタはアルベルトが30日付で第三者割当増資により発行する株式を引き受ける。

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 アルベルトは2005年に「分析力をコアとするデータソリューションカンパニー」をコンセプトとして設立された企業。国内外の政府系研究機関や企業の研究所にて、長年にわたり分析技術やAI技術を研究してきた分析家によるコンサルティングを提供。メーカーや通信、金融、小売、物流などがもつデータ資産の活用を支援する。最近では、自動運転技術開発の画像解析分野において展開を進めている。

 トヨタは2016年1月にTRI(Toyota Research Institute)をアメリカに、2018年3月にTRI-AD(Toyota Research Institute Advanced Development) を東京に設立。自動運転技術の開発を進めている。今回、両社が提携することでデータ分析が強化され、トヨタによる自動運転技術の開発が加速することだろう。

 トヨタの先進技術開発カンパニーで自動運転開発を担当している鰐淵健常務理事は、「AI技術の性能を引き出すには大量のデータをうまく扱うことが必要」なことから、今回の連携により、「トヨタの自動運転技術開発を加速させることを期待」するとしている。

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