【業績でみる株価】インベスターズクラウドは18年12月期も大幅増収増益・増配予想

2018年2月23日 10:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 インベスターズクラウド<1435>(東1)は、不動産業界に「ネット」と「リアル」で新しいサービスを提供するリアルエステートテック企業である。17年12月期は計画超の大幅増収増益・増配だった。18年12月期も大幅増収増益・増配予想である。18年6月施行の住宅宿泊事業法(民泊新法)関連としても注目される。株価は上場来高値更新の展開だ。なお18年4月1日付で商号をTATERUに変更予定である。

■不動産業界に「ネット」と「リアル」で新しいサービスを提供

 不動産業界に「ネット」と「リアル」で新しいサービスを提供するリアルエステートテック企業である。18年4月1日付で商号をTATERUに変更予定である。

 主力のリアルエステートテック事業では、アパート経営プラットフォームの「TATERU Apartment」事業、不動産投資型クラウドファンディングの「TATERU Funding」事業、民泊関連の「TATERU bnb」事業を展開している。18年2月には掲載料無料のビッグデータを活用した新しい不動産ポータルサイト「TATERU Buy-Sell」のサービスを開始した。

 IoT事業では、IoT機器企画・開発「Robot Home」事業とIoT機器「Apartment kit」提供事業を展開している。

 また18年4月には、子会社リアライズアセットマネジメント(18年4月社名をインベストオンラインに変更予定)が、不動産投資メディア「INVEST ONLINE」をサービス開始予定である。

■18年12月期も大幅増収増益・増配予想

 17年12月期の連結業績は、売上高が16年12月期比76.8%増の670億16百万円、営業利益が55.0%増の58億98百万円、経常利益が54.2%増の58億63百万円、純利益が69.7%増の39億95百万円だった。

 会員数の増加と成約率の向上により、受注棟数の増加やアパート受注単価の上昇で計画超の大幅増収増益だった。持分法適用会社だったリアライズアセットマネジメントを連結子会社化(17年11月)したことも寄与した。

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比14.3%増の766億11百万円、営業利益が20.6%増の71億13百万円、経常利益が21.1%増の70億99百万円、純利益が20.5%増の48億15百万円としている。過去最高更新予想である。

 配当予想は年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。18年1月1日付株式5分割を考慮して17年12月期の年間45円を9円に換算すると、1円増配となる。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価(18年1月1日付で株式5分割)は上場来高値更新の展開で、2月21日には2142円まで上伸した。2月22日の終値は2076円、今期予想連結PERは約34倍、時価総額は約1641億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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